yukko's diary

アラサーの徒然草です

ブダペスト国立西洋美術館展にいってきました

www.nact.jp

 

特に行こうと思ってなかったけど六本木に行く用事があり、せっかくだからとノリで行ってきました。六本木駅から歩いたら10分くらいでした。

 

 展覧会概要

日本とハンガリーの外交関係開設150周年を記念し、ハンガリー最大の美術館であるブダペスト国立西洋美術館ハンガリー・ナショナル・ギャラリーのコレクション展を開催します。両館の所蔵品がまとまった形で来日するのは、じつに25年ぶりとなります。
本展では、ルネサンスから20世紀初頭まで、約400年にわたるヨーロッパとハンガリーの絵画、素描、彫刻の名品130点が一堂に会します。クラーナハティツィアーノエル・グレコルノワール、モネなど巨匠たちの作品に加えて、日本では目にする機会の少ない19・20世紀ハンガリーの作家たちの名作も、多数出品されます。「ドナウの真珠」と称えられるハンガリーの首都、ブダペストから一挙来日する珠玉の作品群を、ぜひご堪能ください。

 

美術館、良いですよね。知っている絵はミーハー的に楽しめるし、知らなくても絵のタッチで誰の作品か当てるのが楽しいです。あと企画展は絵の配置にものすごく気を遣っていると思うので、絵画の順番や壁の配色の意図を勝手に考えるのも結構好きです。しかしいかにもな美大カップルとペースが同じで、目の前で永遠にいちゃついていて死にかけました。キリストが磔にされてる絵の前でいちゃつくなよ。

美術系、というか文化史は歴史の流れと別立てで学んでしまったので、あんまり時代背景がどうこうみたいなのは考えたことがなかったんですが、ちゃんと流れで絵を見ていくと時代ごとに特徴がありました。宗教画が流行って、廃れて、また流行る、みたいな一連の流れを追えたのはちょっと感動しました。あと風景画とかは、この時代ってマジでこんな建物・洋服だったのか、とか…。まあ気付いてみれば当たり前のことなんですが、受験生だったころはそんなところにまで気が回りませんでしたね。

いまは(クイズのために)社会や理科をちょっとずつ勉強し直しているんですが、受験のプレッシャーがないとなんと楽しいことか。中学の授業はクソつまらなかったので全然記憶にないんですが、高校は面白い授業が多かったので、そういえばあの先生がこんなこと言ってたな〜と思い出してちょいちょい感慨に浸っています。しかし高校生が10年前って信じられるか?あっというまにアラフォーになってあっというまに死ぬんだろうなーと思っています。

浪人生〜大学3年生くらいまでは割と人生に絶望していたのでかなり怠惰な生活をしていたんですが、最近は人生楽しいのでここからはもう目一杯楽しんでやろうという気持ちです。というか、発信者情報開示請求について、昔の自分に教えてあげたい…。いまの仕事に就いてから、知識は力だなあと思う場面が多々あります。知識なんてなくても困らないかもしれないけど、あればめちゃめちゃ役に立ちますからね。それこそ無知の知じゃないですけど、自分にはまだまだ知らない物事がたくさんあるということを弁えておかないと人間ダメになりますね。まあこの話は闇深いのでおいておいて。

ブダペスト展に話を戻して、シニェイ・メルシェ・パール作の『紫のドレスの貴婦人』という絵画がありまして、こちらは「ハンガリーモナ・リザ」と呼ばれているとかいないとかで、チケットにもかかれていましたし、展示でも広くスペースをとっていました。が、どうもこの「ハンガリーモナ・リザ」というのが怪しく、今回の展示のためにとってつけたような二つ名なんですよね…言ったもん勝ちといえばそうなのかもしれないけど、これを題材にクイズは作りにくいですね…。絵自体はドレスの紫と背景の緑の対比が美しく、作者の愛を感じる素晴らしい絵でした。ポストカード買うか迷ったけど飾るところがないので断念。売店では展示されていたいくつかの絵のレプリカも販売されてましたが、本物と色合いが違いすぎてビビりました。現代の印刷技術があればもうちょっと再現度高くいけそうな気がするんですが…レプリカは所詮レプリカということがよくわかりました。

一通りみたあとは『君の名は。』で瀧くんと奥寺先輩がデートしていたことでおなじみの「サロン・ド・テロンド」で休憩をしました。が、展示を見ている時から気になっていた寒気がいよいよ変だと思い(絵の保護とかの関係で寒くしているのかなと思っていた)、マカロン食べて紅茶を飲んだらすぐに退散していましました。もったいないことをした…。でもどう考えても悪寒だったんですよね〜あと私がインフルエンザを発症するときってほぼほぼ外出中(買い物中、クイズ中、仕事中など)という経験則もあり、無理せずさっさと帰ろうと判断しました。結局家に帰って熱測ったら38度あったので正解でしたね。少なくともチケット買った時点では元気だったんだけどなあ…。

発熱したのは22日だったのですが、今日(24日)時点でまだ解熱しておらず、微妙に辛い状態です。昼になるとさがるんですけど…インフルエンザでも肺炎でもなかったので栄養とって寝るしかないですね。本当はこの連休中に昔のバイト仲間とボドゲバーに行ったり、職場の同期と日光へ旅行に行く予定だったのに…私が良くても友人たちにうつすわけにいかないのでここは我慢…。

 

おわりだよ〜

 

 

 

麺屋 音(別邸)

みなさま、ラーメンはお好きでしょうか。ええ。大好きですよね。

私もラーメンが大好きです。が、アラサー故、年々胃袋が弱体化しており、もう二郎系とかは絶対に食べられないですね…。コッテリ系ギトギト系は一口目は美味しくてもラストがキツい。もしくは夜になると気持ち悪くなってくる。ラーメンに限らず、揚げ物全般、生クリーム(生クリームは昔からそんなに好きじゃなかった)も最近は厳しくなってきました。30歳すぎて揚げ物を美味しく食べられるのは才能だったんだ…。

そんな現状を憂いつつ、周囲の女性がアサイーや青パパイアで盛り上がっているのを受け流しながら、今日もラーメンを食べてきました。よく考えたらラーメンが美味しいのは期間限定かもしれないけどキヌアとかチアシードとかはアラフォーになっても食べられるし、今がラーメン食べるチャンスなのでは?いやあまた一つ真理の扉を開いてしまったな。

 

前説が長くなりましたが、今日伺ったのは「麺屋音 別邸」という、北千住駅西口から徒歩5分くらいのところにあるラーメン屋さんです。

すぐ近くに麺屋音があり、その姉妹店のようですが、メニューは全く違います。

本店の音は濃厚煮干をオススメしていますが、こちらの別邸は生姜鶏白湯がイチオシのようです。ただ、私は鶏白湯がそこまで好きではないので、炙り濃厚味噌を注文しました。

 

f:id:sakuraxx274:20200209235130j:image

 

時間が悪かったのか混んでいたからなのか、提供に10分近くかかりました。ラーメン屋さんにしてちょっと待ったかな?でも出てきたラーメンがアツアツだったので全てを許しました。この世で1番嫌いなものはぬるい状態で出てきたラーメンとひからびたマックのポテトです。

絶妙な柚子が最高でした。胃袋の弱いアラサーは柑橘系に心を許しがちです。濃厚味噌は、赤味噌でしょうか?ほのかに香ばしく、深い旨味がありました。この香ばしさは炙りもあるけど胡麻もあるのかなあ。神の舌が欲しい…。

麺は縮れ中太麺でした。写真だと麺があまり映っていなくて良さが伝わらないのが残念です。スープが美味しくても麺が…というラーメン屋さんもあるなか、音さんは麺が美味しい!しっかりスープと絡んで、小麦の味を感じられます。

煮卵は固すぎず柔らかすぎずの良い塩梅でした。特徴もないといえばまあないんだけど、煮卵って味を主張しすぎても微妙だし、足を引っ張るわけにもいかないので、よく言えば全体に調和しているといったところでしょうか。

上にのっているもやしもシャキシャキで良いアクセントになっていました。私は味噌ラーメンにもやしが欲しい人間なんだけど、たまにないところありますよね〜あるとテンション上がります。

店内は綺麗で清潔で明るい、「最近流行りのラーメン屋さん」という感じでした。ラーメンを載せるトレーもなんとなくオシャレな感じ。昔は内装にあまり気を遣っていないお店さんが多かったような気がするけど、やっぱり綺麗なラーメン屋さんは良いですね。単純に女子ウケも良い。

 

表現力が乏しくて伝えたいことが半分も伝えられていない。こればっかりは今後ブログを書く中で身につけていくしかないですね…。

おわりだよ〜

カイジ ファイナルゲームを観てきたよ【毎月1本映画を観るぞ】

映画『カイジ ファイナルゲーム』公式サイト

 

チケットをもらったので観てきました。

公開から1ヶ月以上経っていたのもあり、客席はガラガラでした。

※ネタバレを含みますのでご注意ください。

 

【ストーリー】

2020年の東京オリンピック閉幕後、日本は未曾有の大不況に陥っていた。金のない弱者は身を寄せあってなんとか生きており、カイジもそんな若者の1人だった。そんな折、ひょんなことからあるギャンブルに参加することになり、運命の歯車は動き出した。

日本中を奮い立たせる最後のギャンブルが今始まるー

 

【感想】

カイジをよく知らないまま観に行きましたが、何も履修していなくても困ることはなかったです。他作品を観ていれば知っている人物が出てきたりしましたが、その程度でした。

終始、ファイナルとは…?と思いながら観てました。邦画の悪いところがこれでもかと詰め込まれていました。ご都合主義で内容はありません。中盤のお涙頂戴展開もあっそうですか…という感じ。これを観て何かを考えさせられた、みたいなことはないです。

伏線もあるにはありますが、「みて!!ここに伏線はったよ!!!」といった具合で伏せてねえ。めっちゃ起きてるじゃん。立ち上がってこっちに手を振ってます。多分こういう展開になるんだろうな〜と思ったことがそのまま展開されていきます。中盤以降は完全に答え合わせの作業でした。同じようにギャンブルを題材にした作品に『賭ケグルイ』がありますが、イカサマをするにしてもあれくらい派手にやってほしかったですね。魅せどころのギャンブルのクオリティが少し物足りなかったです。

ただ、キャストはよかったですね。私の好きな天海祐希様と福士蒼汰くんが出ていましたが、天海祐希様はお綺麗で存在感がすごいし福士くんは演技力高くて格好良いしでもう最高。語彙が欲しい。福士くんは出番が多いのでにこにこしながら観てました。キツい。

一方で藤原竜也さん…失礼ながら太りましたか…?カイジそんな肉付き良くないのでは…?他作品の役作りの影響もあるようですが、ちょっと残念でした。でも今作もちゃんと叫んでました。本当に叫ぶ役がよく似合いますなあ。

 

内容が薄いけどおわりだよ〜

 

 

歯列矯正をするよ②

抜歯の傷も塞がってきたので、マウスピース作成のために口腔内のスキャンと写真を撮ってもらいました。

まずはスキャンから。人差し指〜薬指くらいの幅の器具を口の中に突っ込まれて、歯に当てながらデータを取っていきます。多分30分近くかかったような気がしますが、痛みもないし違和感もないしで普通に大口開けながら爆睡しました。仕事終わりで疲れてたからね、しょうがないね。

一昔前は造影剤?か何かを塗りたくったりとなかなか大変だったようですが、現在は技術の進歩によって何かを塗ったりすることもなく終了です。てっきり銀歯の型のようにあのピンクのぐにゃぐにゃしたした物体で型取りするのかと思ったら違いました。時間はかかるけどこっちの方が楽だし汚れないから良いですね。

 

その後は現在の歯の状態の写真撮影会。

口を開かせる器具(広角鉤というらしい)を使うのですが、こっちの方が唇が痛くて辛かったです。拙者おちょぼ口ゆえ…。出っ歯の程度確認のために前からも横からも写真を撮られまくってちょっと恥ずかしかったです。歯医者さんが使ってるカメラがNikonの一眼レフだった…。

 

2〜3週間後に型ができるようです。やっと始まるぞ〜

イミテーション ゲーム【毎月1本は映画を観るぞ】

 

毎月1本は映画を観るぞと宣言したアレです。1月分としてカウント。なお今月はラ・ラ・ランドカイジも観る予定です。ありがとうAmazon Prime

以下ネタバレを含む内容ですのでご注意ください。

そういえば主人公であるアラン・チューリングは来年からイギリスの50ポンド札の肖像画になるそうですね。そういう情報ばっかり頭に入ってくる。セ・リーグパ・リーグは永遠に覚えられないのに…。

 

【あらすじ】

舞台は20世紀、第二次世界大戦中のイギリス。ドイツ軍との戦いで劣勢を強いられている連合軍の急務は、敵の暗号「エニグマ」を解読することだった。天才数学者のアラン・チューリングは暗号解読のために集められた仲間と共に、エニグマ解読作戦に挑む。

 

【感想】

前宣伝と内容が思っていたのと違っていて驚ました。

終戦後の1951年を起点に、アラン・チューリングの回想という形で物語は進行していきますが、てっきりエニグマの解読に至る過程を全面に出した作品かと思いきや、アラン・チューリングのあれやこれやを中心とする作品でした。

アラン・チューリングの存在は知識として知っていたのですが、その詳細な人物像は知らず、アスペルガー症候群の疑いがあったことや、同性愛者であったこともこの作品で知りました。そのあたりの掘り下げは映画ならではといったところで非常によかったです。特にアラン・チューリングを演じたカンバーバッチの演技がめちゃめちゃ良かったです。人と話すときの目線の方向から手元の所在なさまで全ての言動が「少し変わっている人」のそれで鳥肌が立ちました。会話が成立しなくてもそれに気付かず、他人の気持ちを理解できない。シャーロック・ホームズのときもでしたけど、カンバーバッチはこういう演技が上手なのか、それとも…。

やや起伏の乏しいストーリーでしたが、元々の題材からしてあんまりパッキリと起承転結をつけるものでもないですし、新しい発見や研究というものは得てして地道な努力に基づくものであると私は思っているので、これはこれでとても良いと思いました。ふとしたきっかけから暗号解読の糸口を掴んだシーン等は一蓮の流れにスピード感があって良かったですね。でもチューリングが同僚との距離を縮めたシーンはもっと見たかった…。解雇されそうになるチューリングを同僚が庇うシーンで、感動よりも、お前たちいつの間にそんなに仲良くなって…という気持ちが先行してしました。

20世紀当時の女性差別や同性愛者差別についてもさらっと触れていたのも良かったです。あんまり深掘りしすぎても冗長になるだけなので、これくらいがちょうど良いですね。同性愛者についてかかれた作品といえば『ミルク』という映画が面白かったのでそちらも是非。

「誰も予想しなかった人物が、誰も想像しなかった偉業を成し遂げる」とは、作中に繰り返し登場する言葉ですが、それはあくまでも我々凡人からの見方にすぎないのでしょう。たとえばノーベル賞の隠れた要件として「長生きすること」(偉大な発見をしたとしても時代が追いついておらず、何年も経ってから評価されることが多々あるが、ノーベル賞は原則的に故人には贈られない(例外もありますが)ため)が挙げられているように、早すぎる発見等は凡人には適切に評価できないものです。死後評価される芸術家も多いですし、このあたりは天才と凡人の埋められない溝を感じますね。

チューリングは性的マイノリティーでもあり、天才でもあり、あらゆる面で孤独だったのだと感じました。ずいぶん早くに亡くなったんだなあと思っていたら、まさか自死だったとは。今は名誉が回復されたようでなによりです。

 

おわりだよ〜

最近プライムビデオで面白かったもの三選

3つだけと少ないですが。切実にもっと時間が欲しい。

 

①『イート・ザ・ワールド〜エメリル・ラガッセと世界を食す〜』

料理の啓蒙

料理の啓蒙

  • メディア: Prime Video
 

まずはこちら。私が観た時は『イート・ザ・ワールド〜エメリル・ラガッセと世界を食す〜』だったのですが、現在は『料理の啓蒙』というタイトルになっているようです。謎。

私は存じ上げなかったのですが、エメリル・ラガッセ氏は本も執筆している著名なアメリカのシェフのようで、彼がまだ見ぬ料理を求めて世界中を旅する、というストーリーです。ラガッセ氏の人柄が良く、楽しんで見ることができます。

個人的な話ですが、私の母親は管理栄養士兼調理師でして、小さい頃からよく一緒に料理をしていました。そのせいもあってか料理は結構好きで、グルメ番組を観るのも好きです。

とはいえ、大抵のTV番組だと、

「見てくださいこの美味しそうなカニ!!」

「わ〜おいしそ〜!わ〜おいし〜!」

のように、その料理の味を伝えるだけに終始してしまうことが多いのですが、この番組はちがいます。様々な国を訪れる中で、その国の食材、調理法などを、文化的背景も交えながら学びつつ、シェフ自身がオリジナリティを加えて、みんなでわいわいしながら料理して食す。単なる料理の紹介ではないところが個人的な推しポイントです。あとシェフたちが話してるときに「御託は良いからそろそろ料理をしようぜ!」ってなるのも良い。結局、言葉を交わすよりも料理をし合った方が想いが伝わると思っているあたりが最高。調理法も普通の家庭料理の域を完全に超えており、驚きと発見の連続です。料理をするときってどうしても既存の調理法に依存しがちで、食材や調味料もだんだん固定化されていってしまうのが悩みなんですが、料理は化学であり、創造であるという事実をまざまざと見せつけられると、平日はさておき土日くらいはきちんと料理に取り組んでみようという気持ちになります。言語が文化の一部であるのと同様に、料理もまた文化であることを感じる作品でした。

惜しむらくは、6話しかないこと。なんでやねん。これまでにスウェーデン、中国、スペイン、韓国、イタリア、キューバに行ってます。興味のある方は是非。

 

②『ハイパーハードボイルドグルメリポート』(テレビ東京オンデマンド)

若干頭の悪そうなタイトルですが、内容は非常に面白かったです。クレイジージャーニーが好きな人には多分刺さると思います。とくに丸山ゴンザレス回。私自身、クレイジージャーニー的な番組を探してたら見つけた作品です。

世界中のちょっと(ちょっとではない)アウトロー感の漂う人々に密着し、なぜかグルメリポートを始めるというストーリー。あれ、またごはんものじゃん……。

しかし、先ほどの作品と比べると、こちらは食事よりも生活に密着している感が強いと思います。食べるは生きる、というのがキャッチコピーのようですが、食文化はオマケ程度かな。

テレビ番組の多くは無駄なCMやひっぱり、価値観の押し付け、芸能人のわざとらしいリアクションが苦手であんまり観ないのですが、この作品は当然CMもありませんし、出てくる芸能人の方も小籔千豊さんくらいなのですが、ワイプも控えめで、リアクションも派手ではないので、邪魔に感じませんでした。編集も、事実を淡々と述べるだけで、それに対して製作側の価値観をおしつけることはありません。たとえば、初回はリベリアの少年兵の話が中心なのですが、そこに「可哀想」とか「私たちは恵まれた環境にいるんだと云々」みたいなありがちなコメントは一切ないのが良いです。ところでこの手の取材の多くは、最初は拒絶反応を示していた現地の方もいつのまにかめちゃめちゃ自分語りをしてくれるんですが、一体なんででしょう。

そしてこの作品も5話までしかない…打ち切りになったようです。でも調べたら続編の『ウルトラハイパーハードボイルドグルメリポート』として一瞬復活したようです(でも続編も打ち切られた気配がする)。

 

③『BEAUTY THE BIBLE』

こちらは完全に女子向けです。

美容になみなみならぬこだわりを持つ田中みな実さん、福田彩乃さん、わたなべ麻衣さんの3人が、毎回スペシャルゲストを招いて、美容について語りあう、というものです。

美容なんてそんなに力を入れているわけでもなく、日頃もすっぴんばかりで(さすがに仕事の日はマスクで隠すけど)、たまにメイクしても落とさないまま寝るなんて日常茶飯事な私ですが、綺麗な人はちゃんと努力しているんだなあという当たり前のことを実感しました。3人とも綺麗で非常に努力されているのですが、特に田中みな実さんがやばいですね。さすが美容オタク。その道のプロが色々なコスメやテクニックを紹介して、ほかの2人が驚いていても、みな実さんだけは(その知識を前提に)さらなる知識を披露したり、かなり鋭い質問を投げたりしています。メイク回は刺さる人には刺さるのでしょうが、私はスキンケア回とネイル回が非常に参考になりました。アラサーは老化との戦い。常人はなにもしなければただ老けていくだけなんだ…。余談ですが、私は昔からニキビに悩んだことだけはないんですが、それはお隣に住んでいた化粧品会社に勤めるベテランお姉さまからの助言があったからだと思います。会うたび会うたび挨拶がわりに「ちゃんと日焼け止め塗って保湿してる!?」と聞かれてました。あとそのお姉様からスキンケア用品を買ったりもらったりしてました。男も女もみんな紫外線対策と保湿はしような。

しかし、残酷な現実ですが、良いスキンケア用品、高価すぎませんか??40gで3万円(税別)(1ヶ月で使い切る量)とか、開いた口が塞がりません。薄給の身分には厳しすぎる。いやでもここに出演しているのはプロだからな〜と言い訳していたんですが、先日職場の同期(女性)の家に同じブツがありまして、頭をかかえました。さりげなく聞いたら「これめっちゃ良いよ〜もう何本もリピしてる!」と言われてさらに動揺しました。

まあそうは言っても私もアラサー、社会人4年目。多少はね?と思ってついにみな実さんの紹介していたスチーマーナノケアを購入しました。高かった。でも毎日頑張って使うぞ!と思っていた矢先、家族が床におとしてバチクソにキズがつきました。泣いた。慰めて。

 

おわりだよ〜

歯列矯正をするよ①

小学校低学年のとき、歯列矯正を始めました。

小学生のうちに直してあげたいという親心だったのでしょう。

中学に上がる前には矯正装置もとれてめでたしめでたし…

 

になりませんでした。

 

しばらくは良かったのですが、すくすくと育った親不知がどんどん自己主張を始め、気がつけば100万近くかけたであろう歯はあっというまに元通りになりました。後戻りを防ぐ保定装置はちゃんとつけてたし、親不知が悪い〜私は悪くない〜と思っていましたが母親には泣かれました。ああ持ち主に似てなんとわがままで自己主張の強い親不知なんだ。アーメン。

さて、矯正って時間もお金もかかるし面倒だからもうこのままで良いかな〜と思っていたのですが、単純に出っ歯なのがコンプレックスなのと、昔転んだために前歯が歪んでいるのが気になるのと、出っ歯ゆえに口呼吸をしがちで喉をよく痛める(そして高熱を出す)ため、独身の今のタイミングでもう一度歯列矯正をすることとしました。職場の同期に話したら仲良しの女性同期4人が全員歯列矯正経験者で笑ってしまった。逆に安心感。歯医者さんでは昔やってたのに戻りましたなんて言うの恥ずかしいな〜と思っていましたが、良くある相談だそうで、どの歯医者さんも結構親身に相談にのってくれました。営業トークだったらまんまとのせられている。

 

【前提知識】※素人の解説です

今の歯列矯正装置は大きく分けて針金矯正とマウスピース矯正があります。

①針金矯正は昔からある矯正装置で、どんな症例にも対応でき、矯正力も高いため、汎用性の高い装置だそうです。比較的安価なことなどメリットが多いですが、容易につけはずしができないため、歯磨きに時間がかかったり、装置が目立ってしまったり(課金すれば透明な装置にしてもらえますが基本は銀色です)、装置の調整時に頭痛を感じることもあるというデメリットがあります。

②マウスピース矯正は最近流行り始めた矯正方法で、最初に口腔内をスキャンしてマウスピースを何枚も作り、次々と別のマウスピースに付け替えることで矯正していく装置です。針金矯正と違ってつけ外しが容易なため、食事や歯磨きが楽で、透明なため目立ちません。ただし、つけはずしが容易とはいえ、その矯正効果は装着時間に比例するため、外して良いのは1日2〜3時間までが望ましいとのことです。また、水以外のものを口にする際には装置を外す必要があり、手間がかかります。針金矯正と比較して高価であることも多いです。なお、通常は抜歯を必要とする症例には向いておらず、すべての症例に使えるわけではありません。

 

【カウンセリングと見積もり】

やろうと思ったら早いもので、自宅近くの昔からあるA病院、銀座にある遠いけど有名なB病院、そこそこ自宅に近くて綺麗なC病院の3つの病院にカウンセリングに行ってきました。

A病院:昔からある針金矯正。費用は70万円くらい。最初に通院費用も含めて一括で払うためその後の支払いは基本的になし。何故か消費税は5%で良いと言われた。上下合わせて4本の抜歯を提案。おじいちゃん先生1人だけで経営しているようで、治療の椅子が2つしかなかった。

B病院:最近流行りのインビザライン(マウスピース矯正)。費用は100万超。最初に矯正装置の費用のみを払い、通院費は都度払い。上下合わせて4本の抜歯を提案。詳しくは検査してみないと確実なことは言えないけど検査代として5万円必要と言われた。院内が無駄に綺麗で受付のあとにハーブティーとか出されて激しく動揺した。調べ直したら一般歯科はやっていないらしく納得。貧乏なのに足を踏み入れてごめん…。先生が私と同い年だった。

C病院:針金とインビザラインどっちでも良いと言われた。それぞれ長所と短所があるとのことでその詳細を説明。費用は90万円ほど。ここも最初に矯正装置の費用のみを支払い、通院費は都度払い。抜歯は上だけで進めて、もし欲が出てきたら下も抜きましょうとのこと。検査代は5000円くらい。先生は小柄な男性の先生で、僕もいまインビザラインで矯正中なんですよ〜って見せてくれた。歯並びめっちゃ綺麗なのにまだ続けているのか?と思ったら自分でいろいろ実験しているらしい。

ちなみにインビザラインの場合は歯の動きを活性化させる怪しげな装置(以下加速装置)があり、それはB病院だと15万円、C病院だと5万円でした。

いろいろ悩みましたが、針金矯正は口内炎が出来やすく、装置の調整後に強めの頭痛ある(実体験)ため見送り、先生の対応が良くて通いやすいC病院にしました。加速装置は使わなくて良いかなと思ったけど使わない場合は矯正が終わるまで4年近くかかる可能性があるとのことで使用することに。矯正期間が半分近くになるとのことです。証拠は揃えたので効果が感じられなかったら訴えます。

 

【抜歯】

そんなわけで先月から2本歯を抜きました。正直親不知の抜歯がトラウマすぎて(特に最初の抜歯は普通の歯医者さんじゃ対応できずに口腔外科送りになり、私のレントゲンが学会に使われたらしい)ブルブル震えてましたが、あっさり終わりました。今後抜歯を控えている方のためにお伝えすると、麻酔をした後にグイグイと左右に揺らしながらちょっとずつ抜いていくのですが、麻酔のおかげで痛みはないものの、圧倒的口腔内工事中の感覚はあるんですよね。あとめっちゃメリメリっていう。抜歯後しばらくは出血があるためガーゼを噛んで圧迫止血をするんですが、なかなか止まらないんですよ。大体抜いた当日〜翌日くらいまではずっと口の中が血の味でした。血を固めるためにうがいを控える必要があるため、永遠に血の味。結構気持ち悪くなります。でもここで下手にいじるとドライソケットという状態になってしまうため、我慢です。私はなったことありませんが、かなりの激痛らしいです。こわいこわい。なお、当日は運動・入浴・飲酒厳禁です。本当は食事にも気を使うべきで、刺激物や固いものは控えた方が良いのですが、お腹すくし食事した方が血の味が紛れるので私は普通に食事しちゃってました(自己責任でお願いします)。さすがにおせんべいとかはダメだと思うけど…。あとどうも抜歯のときに隣の歯を支点にするのか?翌日以降抜歯した隣の歯がめっちゃ痛くなりました。ロキソニンで我慢我慢。ロキソニンといえば私は持病の都合でロキソニンボルタレンを平気でがぶがぶ飲んでしまうんですが、そろそろ本当にやめなくてはと思っています。相当胃に負担がかかるらしいので。毎日のように胃が痛いのはこいつらが原因なのでは?

 

さて、無事に抜歯も終わり、傷口が塞がるのを待って矯正スタートです。そのうち経過を更新予定です。